4歳児は、思考能力や運動能力を司る脳の発達が著しい時期です。この時期にさんすう脳へつなげる数字、図形に触れ、こくご脳につなげる音読の練習をします。運動能力も走るスピードを調整したり、複雑な動きも活発化するため、遊び感覚で運動機能を高められるようにします。

手指巧緻性（こうちせい）とは手先の器用さのこと。この時期は運動能力も一段と発達が進むので、文房具が正しく使える、ひもでちょうちょう結びができる、輪ゴムつなぎ、折り紙で兜が折れる、鉛筆を正しく持てるなどの繊細な手先の動きを練習します。

お友達と遊ぶようになるこの時期は、お友達とどのようにコミュニケーションをとるのかを学ぶ重要な時期です。しりとりや連想ゲームをしたり、時計から時刻がわかったり、ことわざや慣用句などの言葉の面白さを一緒に学んでいきます。

外の世界との関わりが増えるこの時期は、いくつ多い、いくつ少ない、足し算、分数、割り算（分ける）といったことを身の回りのモノや、お友達と一緒に考えることで、さんすうの素地を作ります。